皆さんがネクタイの結び方をどうやって覚えたでしょうか?
誰かに教えてもらっていつの間にか定着していたという方が殆どではないでしょうか。
ネクタイの結び方にもいろいろな種類があり、スーツに合わせた結び方を選べば着こなしの幅も広がります。
王道の結び方から珍しい結び方までご紹介していきます。
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■基礎知識・名称
①ノット・・ネクタイの結び目
②ディンプル・・ネクタイの結び目のくぼみ
③小剣・・ネクタイの細い方の剣先
④大剣・・ネクタイの太い方の剣先
■ネクタイの幅
ネクタイは主に2つの種類があり、幅によって呼び方が変わります。
『ナロータイ』
約6㎝程の細めのネクタイ。ナロータイは一般的にビジネスシーンでは着用されません。カジュアルな印象を与えてしまうからです。また、モード系以外のスーツに合わせにくい面があります。このモード系のスーツを「軽い」「チャラチャラしている」と感じる人も少なくないため、あまり着用されない傾向があります。
『レギュラータイ』
約7~9㎝程のスタンダードな太さのネクタイ。
ベーシックなタイプなので、あらゆるビジネススーツと合わせやすく、汎用性の高さはナンバーワンです。
ちなみに、レギュラータイよりもっと幅広タイプで、大剣幅10cm程度になるとワイドタイと呼ばれています。Vゾーンに重厚感が生まれるので、より一層クラシカルな雰囲気のスタイリングが完成します。
基本の結び方
■プレーンノット
プレーンノットは、くるりと1周させるだけで結び目(ノット)を作り、そのまま作ったノットに通すだけのシンプルな結び方。
時間がないときに重宝します。
ネクタイの基本的な結び方なので、この結び方にしているという人も多いかと思います。
形を整えるのが難しい場合もありますが、覚えてしまうと他の結び方が面倒になってしまうほどシンプルです。
プレーンノットはシンプルな分、カジュアルな雰囲気を出すことができます。
ノットをゆるめに調整することで着崩す方法もあります。
■ハーフインザーノット(セミインザーノット)
ハーフウィンザーノットは、一度ネクタイの長い方を短い方に結びつけて三角形を作ります。
次にその三角を包むようにノットを作って通してやると完成です。ちょっと長めのネクタイに向いた結び方です。
プレーンノットに比べ非常にノットが崩れにくいのでフォーマル感を演出するのに向いています。
気合を入れて商談をしたいときなどにもお勧めの結び方です。
■ウィンザーノット
ウィンザーノットは、ハーフウィンザーノットとほぼ同じ結び方です。
違いはノットを整えるために結び目を2つ作ること。非常にキレイな三角形になり、形も長時間崩れないので、完全にフォーマルに決めたいときにおすすめの結び方です。
■その他のタイについて
『クロスタイ』
クロスタイは蝶タイを略したもので、略礼装で使われます。帯状の短い布を襟元で交差させ、その合わせ目に飾りピンでとめるネックウェアのこと。色柄もさまざまですが、選ぶなら写真のような黒やシルバーの無地がお勧めです。
飾りピンは別売りなので、そこで個性や華やかさを演出するというのもひとつの手。また、シャツはレギュラーやワイド、さらにはウィングカラーともマッチします。
『リボンタイ』
リボンのような細長い布を蝶結びにしたネクタイ。両端は垂らすように使います。
ショートタイプとロングタイプがあり、クロスタイに比べて可愛らしい印象になるので中性的な雰囲気を目指している方にお勧めです。
一般的なバタフライよりも珍しいです。
『ループタイ』
装飾的な留め金のついた紐状のネクタイ。最近ではネックレスとして使われています。
クラシカルなコーディネートに合うことから若者でもループタイを着用しています。コーディネートのワンポイントになることから、ループタイのブームは再来していると言えます。
『アスコットタイ』
アスコットタイと聞いてピンとこない人も多いと思いますが、昼の正礼装であるモーニングには欠かせないアイテム。
結婚式にふさわしく、楽礼装としてブラック・ダークスーツに合わせるのも問題ないのです。
アスコットタイは襟が左右に大きく開いたウィングカラーシャツであることが基本です。ネクタイに比べるとボリュームがあるので、アスコットタイを取り入れるとエレガントな雰囲気を醸せます。
■まとめ
毎日のネクタイに飽きた時は、まずを基本の結び方三種類を使い分けてみてください。
基本をおさえれば、オシャレな応用編にもチャレンジしやすくなるはず。
シーンによっては珍しいタイプのタイに付け替えたりして刺激があってモチベーションが上がります。
それでは、みなさんの明日からのネクタイ選びが楽しくなりますように。
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