アパレルファッション、プロダクツ&インテリア、化粧品、学校等多業種の会員により構成されたカラーデザインに関する様々な活動をしている団体『JAFCA』さんのHPを参考に、彼らにより今期のトレンドとして発表されたカラーをご紹介していきます。
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■『Grid Elegance グリッド・エレガンス』
シーズンを象徴するベーシックカラーの再定義提案①。
パールホワイトからランプブラックをメインとした無彩色中心のベーシックカラー提案のカラーグループとなっています。
今シーズンもトレンドアップしているエレガント&フォーマルムードのスタイリング提案におけるマストカラーとなるとされています。
純白よりも、暖かみを感じさせるようなオフホワイトが注目され、ブラックよりも柔らかい印象のチャコールグレーなどがメインベーシックとされます。
■『Adventurer’s Life アドベンチャラーズ・ライフ』
シーズンを象徴するベーシックカラーの再定義提案②。
サファリスタイル等、果敢に大自然に挑む冒険家スタイルをリードイメージとしたカラーグループともなっている。
数年前から注目されている自然を感じさせるアースカラーがわかりやすい例で、近年の環境問題と関係があるとされています。
▶︎アイボリー、ベージュ、カーキ、ブラウンなど
■『Bio Pastel バイオ・パステル』
ピースフルなキーワードが浮上する中、心地良さ、優しさとリラックス感溢れるファッションイメージが拡大してきています。
これまでは女性らしいカラーとされてきたパステル系やネオン系の様な、一般的に可愛らしさや柔らかさを感じさせるカラーがメンズファッションにトレンド入り。
この様なカラーが注目された要因は、ユニセックスファッションが広く普及したことがトリガーではないかと筆者は考えてます。
LGBTQの方々への理解の高まりや、性別を超えたファッションが注目されることはとても素敵な事ですよね。
▶︎パステルピンク、パステルブルー、ネオングリーン、ネオンイエローなど
■『Omnibus Power オムニバス・パワー』
シーズンを象徴するカラーを集積したグループ。
ポイントは「自然」を新解釈したカラー、光の効果を帯びたシャイニーなニュアンスカラーです。
海の水面、果物や植物のナチュラルな艶感などを想像して頂くと分かり易いです。
スポーツテイストのスタイリング提案、民族調表現としてのエスニカルなスタイリング提案への応用が注目されています。
■”Sustainable” (サステナブル)– 環境の持続可能性
サステナブル(Sustainable)、サステナビリティ(Sustainability)とは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味します。 本来は「維持できる」「耐えうる」「持ちこたえられる」を意味する形容詞です。
日本国内でも、アパレル企業がビニール製ショッパーを廃止し紙袋に変更するなどの取り組みを実施しましたよね。
ファッション業界は、地球環境汚染に対して石油産業に次いで影響度が高い業種だという説があります。
廃棄物の量も、衣服を作る過程で生じる汚染水や温室効果ガス、衣服に毛や皮を使うために動物を大量に処分することなども問題視されています。
サスティナビリティに対する意識の高まりを受けて、トレンドカラーに自然というワードが大きく注目されているのです。
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