それぞれのブランドの持つ特性はご存知でしょうか? 今回はジルサンダーをご紹介!
ハイブランドにも様々な種類がありますが、歴史や進化の過程も違いますよね。価値のあるブランドの商品を持つ上で、特性を知っているだけでもっとそのブランドが好きになったりしますよね。
このコーナーでは各ブランドの持つイメージや強みをご紹介し、ブランドスーツの価値をより多くの方に知って貰いたいと思っています。
■『鉄の女』とも呼ばれたデザイナー
1968年、ドイツ・ハンブルグに、ブティック・ジルサンダーをオープンし、ジルサンダー社を設立し、1973年に、パリ・プレタポルテ・コレクションに進出。
華麗なデビューを果たしますが、彼女のデザインが時代の流れには合わず、1980年に撤退しました。
1985年に、活動拠点をミラノへと移し再出発し、その2年後、1987年にミラノコレクションに参加します。そこで脚光を浴び、一気にトップブランドの座へのぼりつめました。
ジル・サンダーは、服作りに対してはとても厳しく、「鉄の女」と呼ばれるほどでした。
素材の品質を落としたくないと、一切妥協を許さないジル・サンダーと、素材のコスト削減を求めるプラダグループとの意見の対立を経て、2000年に創業者ジル・サンダーが、2000A/Wシーズンを最後にデザイナーを退任しました。
■ブランドコンセプト
一切の妥協を許さないジルサンダーが残したブランドコンセプトは、
『"Design Without Decoration(装飾なきデザイン)"』
内面の豊かさや美しさを表現するには、装飾のないシンプルさや品格が必要である、という意志が込められています。
そんなジルサンダーの最大の特徴は、”ミニマル”なデザインであることです。
高品質な素材、精度の高いカッティング、極限までそぎ落とされたミニマルなデザインを追求し、色、素材、カッティング、全てをそぎ落とし洗練された印象を追求しているブランドなのです。
■シンプルイズベスト〜ノームコアこそ最大のオシャレ?〜
「ノームコア(Normcore)」は、「ノーマル(normal)」と「ハードコア(hardcore)」を組み合わせた造語です。
2014年春、ニューヨークを拠点としたトレンド予測集団「K-HOLE」が、「特別なことをせずに自由なスタイルを見つける」という行動や思考をカテゴライズして「ノームコア」という言葉を使用した事がきっかけで世に広まったとされています。
その後、“トレンドに執着せず、あえて周囲の人と同じような「極めて普通」を選ぶ”ファッションとして普及しました。
ジルサンダーを学ぶに当たっては外せないファッションワードとなりますね。
■LYDIAのスタイリッシュなシンプルスーツをご紹介
■どんなデザインでも承ります。
LIDIAには比較的華やかなスーツを好まれるお客様が多く、逆にシンプルなスーツがオーダー出来るの?といった質問されることもあります。
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