今回は様々なコートを、歴史や背景を辿りつつ紹介します。冬のアウター選びの参考にしてみてください!
12月に入り、だんだんと冷え込む日が増えてきました…寒い朝はダウンに手が伸びてしまいそうになりますが、冬にはやっぱりロングのコートを着て歩きたい筆者です。
■ステンカラーコート
ブランド:URBAN RESEARCH
インナーにスーツ、シャツで冬のビジネススタイル。ニットやスウェットのカジュアルスタイルでビジネスシーンにもカジュアルにも、着こなしの幅が広いステンカラーコート。
最近は膝ぐらいまで長い丈のものが人気です。
別名「バルマカーンコート」「バルカラーコート」とも呼ばれています。コートスタイルの定番の型になりますので最初に購入するコートに最適!
■チェスターコート
ブランド:BEAMS HEART
ステンカラーに続いて人気のチェスターコート、正式名称は「チェスターフィールドコート」。
19世紀に登場し流行しました。
イギリスのチェスターフィールド伯爵がはじめて着たことが由来とされています。
本格的なチェスターコートは、シングル仕立て、上襟にベルベットを使用したノッチドカラー、フライフロント、胸ポケット、フラップポケットが付いており、スーツジャケットに近いようなディテールになっています。
こちらもフォーマル、ビジネス、カジュアルとあらゆるシーンで着用可能!
最近ではダブルブレストのチェスターコートが注目されています。
■トレンチコート
ブランド:BURBERRY
春のコートといえばトレンチコート、英国を代表するバーバリーとアクアスキュータムが元祖と言われています。
ダブルブレストにウエストベルト付きで存在感に、ハリ感のあるコットンツイル生地が多く用いられています。
冬はインナーダウンなどの組み合わせで寒さ対策をしてあげると着こなしの幅も広がります。
■Pコート
ブランド:ADRER
イギリス海軍の船員が着用していたコート。
厚手で目の詰まったメルトン生地に、左右どちらにも上前が変えられるダブルブレスト、ハンドウォーマーポケットや大きな襟、過酷な船の上でも耐え抜く工夫が施されています。
最近のトレンドでは敬遠されることが多いピーコートですが、様々なブランドで従来とは変わったデザインで復活しており、近い将来トレンドに入ってくるアイテムの一つでしょう!
■ダッフルコート
ブランド:RUUBON
トグルが付いた前合わせや、ボリュームのあるフードが特徴のコート。
元々は北欧の漁師が着ていたコートですが、第二次世界大戦時にイギリス海軍が採用したことから広まったとされています。
また、ダッフルとは、ベルギーのアントワープ近郊の地名であると共に、起毛した厚地のウール素材のことを差しています。
機能性にも優れ、冬に着たい1着です。
■モッズコート
ブランド:FREAK’S STORE
後の裾が長く先割れしているフィッシュテール、絞りを調節するウエストのドローコード、フード付きの襟デザインがモッズコートの特徴です。
アメリカ軍の「M-51」と呼ばれたミリタリーコートが原形となっており、1960年代のイギリスにて「モッズ」と呼ばれる若者カルチャーで人気が高まったのち、M-51をのちにモッズコートと呼び始めました。
ミリタリーは現在のトレンドでもあるのでカジュアルな休日スタイルに合わせるのがオススメです。
今回は様々なコートの種類について紹介させていただきました。
コートは布の面積的にも大きく、スタイリングのイメージを大きく変える衣服だと思っていますし、私はコートを着ると少し背筋が伸びるような感覚をいつも抱えています。コートを着るからにはしっかりしないと、そう思わせてくれるコート。今年はお気に入りのコートを着て出かけてみるのはいかがでしょうか。