スーツでメインに扱われる柄は「ストライプ」と「チェック」です。
以前ご紹介した、ビジネスシーンでも使いやすいストライプに比べ、チェックはやや需要が少ない傾向にあります。しかし、近年カジュアル化の波に乗って、徐々に人気を集めています。
チェック柄が与える印象
どんな色柄であるかに関係なく、スーツは相手にきちっとした印象を与えます。これに親しみやすく柔らかな印象をプラスするのが、チェックスーツの特徴です。ややカジュアルダウンできるということですね。特に、社外の人と接することが多い営業職などの方は、一着持っていると便利なアイテムでしょう。
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チェック柄の着こなしポイント
チェックのスーツを着こなすために大切なことは、細身のシルエットにまとめることです。タイトな見た目は英国ファッションの基本。ストライプと異なり縦横に膨張して見えがちなチェック柄を着るときは、しっかりフィットする形のものを選びましょう。
特に、体の線が細めの方はチェックの膨張効果と組み合わせることで存在感を出しつつ、美しいスーツ姿を演出できます。ポイントは、やや濃い色を選ぶことです。一方、がっちりした体型の方は存在感が出すぎてしまうので、避けておくのが無難かもしれません。
■こんなにあるの?チェック柄の種類
『タータンチェック』
タータンチェックは、多色の糸で綾織りにした格子柄の織物で、スコットランド、イギリスを代表する柄です。
日本ではタータンチェックと呼ぶことが多いのですが、海外ではタータンというのが普通です。有名どころでは伊勢丹の柄などで知られています。
『グレンチェック』
千鳥格子などの細かい格子を組み合わせた生地でできた柄で、別名はプリンス・オブ・ウェールズ・チェックとも呼ばれています。
ブリティッシュでメンズライクな印象を与えるグレンチェックは、スーツとしても挑戦しやすい柄です。
『ハウンドトゥース(千鳥格子)』
チェックが千鳥の飛ぶ姿に似ていることから、千鳥格子と呼ばれています。
小さめの格子で派手さを抑えることができるので、上品で落ち着きのある印象にしてくれます。
『ウィンドウペンチェック』
窓の格子のような単色の縦横の細い枠のラインで四角形をつくる格子柄。英国の伝統柄の一つで、クラシカルでトラディショナルな印象を与えることができ、チェック柄の中でも、非常に人気の高いデザインとなります。
『ブロックチェック』
格子が正方形のブロックになるように太いラインが交差しているチェック柄。
スーツとしてはあまり見かけることのないチェック柄ですが、LYDIAではイベント衣装や装飾の一部として使用することもあります。カジュアルな印象が強いので、サイズ感や生地感が大事な柄と言えます。
■特別な日のスタイルとして
今回はチェックスーツの種類についてを紹介しました。
無地やストライプと比較すると着る機会の少ないチェックですが、上手に使えば洗練された印象を与えるアイテムになります。
特に結婚式やパーティなど特別な日に輝く柄としてはぴったりですよね。
一度、試してみてはいかがでしょうか。
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