そもそもタキシードって何?スーツとはどう違うの?
モーニングとか色々と呼び方があるみたいだけど…
形も似ているタキシードとスーツの違いとは、どういった点にあるのでしょうか?恥をかかないために基本を押さえておきましょう。
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■タキシードとスーツの違い
タキシードは夜の礼装で、スーツとは生地も違えば、着用のルールも異なります。たとえば、スーツにはネクタイを合わせるのが一般的ですが、タキシードはブラックタイを合わせるのが基本です。
スーツはインフォーマル、タキシードはフォーマルな場で着用されると分類して問題ないでしょう。しかしながら、スーツでも無地のブラックスーツであれば、略式の礼装としてフォーマルの場でも認められます。
■タキシードの特徴
1.光沢感のある生地を使用
タキシードはスーツと同様に、上下が同じ素材(タキシードクロス)で作られますが、ジャケットの襟にはシルクやサテンなどの光沢のある生地の『拝衿(はいけん)』と呼ばれる部位があります。
拝衿に使用された絹と同じ素材で作られた、お腹周りに着用するカマーバンド、または上衣と同素材のベストを組み合わせなければなりません。
2.衿のデザインは主に2種類
スーツでよく仕様されるラペルはノッチドラペルが基本ですが、タキシードにはショールカラー(ヘチマ襟)と呼ばれる、外側が丸くカットされたものと、ピークドラペル(剣先襟)と呼ばれる、先が尖ったダブルのスーツによくある形の襟型が基本とされています。
以前この2種類のラペルが華やかな印象があると紹介させて頂いたのには、タキシードのイメージが強いからという理由が関係しています。
3.パンツの側章のライン
タキシードのパンツの側面には、ラインが走っています。これは、シルクやサテンを用いた『側章(しょくしょう)』というテーピングです。
昔はパンツの脇縫い目を見せるなんて、恥ずかしいことだとされていました。
それを隠す為に側章を入れたとされています。
4.ウイングカラーシャツを合わせる
ウィングカラーとは、シャツの台襟部分が立ちあがったスタンドカラー風のシャツを指します。左右の襟の先が三角形に折れていて、鳥の翼に似ているため、その名がつけられており、とても煌びやかな雰囲気のシャツです。
バタフライと最も相性のいいカラーともされています。
5.カマーバンド
近年では見かける事の少なくな理ましたがタキシードスタイルでの大切なアイテムが、カマーバンドです。ベストの代わりになるもので、先ほどのプリーツと同じく、下着であるシャツを隠すために着用します。
必ずしも着用しなければいけないというルールはありませんが、腰周りをすっきりとウエストを細く見せたい方には最適なアイテムとなっております。
■間違えやすいその他の礼装
➖モーニングコート➖
モーニングコートの語源は「Good Morning(グッドモーニング)」。
その名の通り、昼間に着用する最も正式な礼装のことです。
慶事では、格調高い結婚式や披露宴・記念式典・公式行事等で、主役またはそれに準じる人が着用します。上着の前の裾が斜めに大きくカットされているのが特徴です。
➖燕尾服➖
裾が燕の尾のようになったフォーマルスーツで、かつては夜の正礼装として普及していましたが、現在ではそのポジションはタキシードとなっています。
一流ホテルのドアマン、ダンスの競技会など伝統的な行事のしきたりを守るため、出会う人に敬意を服装をもって表すシーンでしかお目にかかれない、というレアリティが燕尾服の特徴です。
■LYDIAと言えば『ファンシータキシード』
『ファンシータキシード』と聞いて、どのようなタキシードを思い浮かべますか?
こちらは黒のタキシードよりも略式スタイルで準正装とされていますが、近年の結婚式での新郎のタキシードスタイルとして人気のデザインとされています。
色はカラフルで光沢のあるものが用いられ、柄は無地をはじめとし、マドラスチェックやタータンチェック、ペイズリー柄などが使用されます。
当店では、他では見かけないような派手な生地や装飾、裏地を取り揃えているのでファンシータキシード制作にも力を入れています。
普段の生活でもよく耳にする『タキシード』ですが、スーツとの違い種類など意外と知らないことも多かったのではないでしょうか?
個性と自由が表現された特別な日の礼装を、是非LYDIAで作って見ませんか?
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