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ベストの種類と着こなし方法

2020.09.04

ファッション

■ベストを着ているだけでイメージがこんなにも変わる!?

皆さんはスーツベストに対してどんなイメージをお持ちですか?
『ベストって必要なの?』『2ピースで十分なんじゃないの?』
今回はそんな疑問を解決すべく、ベストのメリットと種類を解説していきます。
紳士の嗜みとして知っておいて損はないですよ!


★ベストはいつから着るようになったのか。

ベスト始まりの歴史は1666年10月7日まで遡ります。
なぜベストの登場した年が1666年であると断言できるかと言うと、ベスト(vest)という名称をこの年に当時の英国王であるチャールズ2世が発表し、その着用を貴族に命じたためといわれています。もともとベストには袖があり、その下に着るシャツは現在と違って「下着」と考えられていました。
上着を脱いだ時に下着に相当するシャツが剥き出しになることを避けるため、ベストは紳士の必須アイテムとして着用されてきました。シャツ姿を回避するにはベスト付きが原則ということが、スーツ発祥の地・イギリスにおけるもともとの発想といえます。


■意外と多い!ベストの種類

1.シングルベスト

一番スタンダートなベストスタイルです。縦1列にボタンが並んでいるのが特徴です。
シングルのベストは、シンプルに中央でボタンを留めるタイプのベストで、ボタンの数は3〜5個、多くても6個とボタンの数を変えることで印象もガラリと変わります。基本的には一番下のボタンは外しましょう。

2. ダブルベスト

ダブルのベストは前合わせが重なっており、縦2列にボタンが並んでいます。
ボタンの数は6〜8個が主流でダブルスーツ同様、重厚感と華かな印象があります。シングルに比べてVゾーン(襟開き部分)が狭く、シャツやネクタイとの組み合わせ方が難しいので、やや上級者向きといえます。

3.  襟付きベスト
 
シングル、ダブル両方に襟をプラスすることが可能です。
襟付きにすることででシャツ×ベストスタイルでもキッチリ感を出せます。
こちらのほうがフォーマルの場では好まれる傾向にありますが、基本的にはどちらを選んでもマナー違反になることはありません。人と差を付けたい方や個性を出したい方にもお勧めです。

 


■ベストをカッコ良く着こなす方法

こちらの画像を見比べて頂けばわかるようにベストのサイズ感は非常に大切です。
Vゾーンが広すぎても狭すぎても格好悪いし、サイズの合っていないベストなら着なくてヨシ!と、言ってもいいほど。
特に注目して頂きたいのが丈感です。
丈が長過ぎる右の写真はベルトのバックルが完全に隠れ、野暮ったい印象になってしまっている状態に比べ、左のベストは程よい丈感で同じ生地で同じ人が着ていても、スタイルにこれ程の差が生まれることがわかります。

自分に合ったサイズ感のベストを着るだけでスタイルアップしてこんなに脚を長く見せれちゃいます!
身長や体型に合わせ、最善のサイズをお勧めさせて頂いておりますのでご安心くださいね。


■まとめ 〜ベストの魅力と最大のメリット〜

ベストを着るとおしゃれに見え流だけでなく、Vゾーンにベストが加わることで、立体感と奥行きが生まれてワンランク上の着こなしが出来ます。また伝統的なスリーピーススタイルは格式が高く、スタイリッシュな印象を与えます。
膨よかな人にとっては引き締め効果があり、華奢な人にとっては体全体をたくましく男らしいシルエットに見せる事の出来る、まさに『七難隠し』のアイテム。
フォーマルな席ではもちろん、重要なビジネスシーンにもすんなりとマッチするでしょう。

いつものスーツスタイルに飽きたのならジャケットとパンツとは別の色のベストをチョイスし、コーディネートして楽しむこともできます。
まずは3ピース同じカラーのベストから着てみて、徐々にカラーの組み合わせを変えていくことで自分だけの合わせ方が見つかりますよ。着用頻度が増える度にベストの魅力にはまること間違いなしです!

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