ハイブランドの価値~Maison Margiela(メゾン マルジェラ)〜
それぞれのブランドの持つ特性はご存知でしょうか?
ハイブランドにも様々な種類がありますが、歴史や進化の過程も違いますよね。
価値のあるブランドの商品を持つ上で、特性を知っているだけでもっとそのブランドが好きになったりしますよね。
このコーナーでは各ブランドの持つイメージや強みをご紹介し、ブランドスーツの価値をより多くの方に知って貰いたい!
そんな記事にしていきたいと思っております。
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■異端の反モードとは?
イヴ・サンローランやプラダが有名どころの、いわゆる『モード系』とは、ファッションや髪形のコレクションにおける最新のものをさします。
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Maison Margielaが異端と呼ばれる様になったのは、他のブランドがこぞって成し得たファッションショー、コレクションに見る着こなしを否定するかのようなスタイルを確立した事です。
洋服を作るうえで必要なのは布ですが、マルタン・マルジェラはその概念に捕られる事なく、カットしたレコードをつなぎ合わせて作ったり、スキーグローブをつなぎ合わせてジャケットを作ったり、本来ならばゴミとして捨てられていたものを再利用して、洋服を作り、それにタグをつけて販売するという異形なスタイルをマルジェラは作り上げたとされています。
■エルメスの「マルジェラ期」
1997年~2003年まで、マルジェラがエルメスのレディスプレタポルテデザイナーを務めていました。
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一般的にその期間を「マルジェラ期」と呼びます。
エルメスの歴代デザイナーにはゴルチエやルメールなど著名なデザイナーが数多くいますが「マルジェラ期」と名のつくほど今なお人気の衰えないのは彼くらいでしょう。
マルジェラ期で有名なのは、
『ドゥブルトゥール(二重巻き)ブレス』
『ヴァルーズ(服を脱ぐときに髪が乱れるのを防ぐ為に、胸元がざっくりと開いたデザイン)』
などが挙げられます。
エルメスの持つ上品さは失わずにマルジェラらしい挑戦的なデザインを組み込んだクリエイションが今も尚人気と言われる理由でしょう。
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■カレンダータグとは?
カレンダータグとは、0~23までの数字がずらりと並んだマルジェラのタグのことで数字には意味があり、それぞれがラインを意味しています。
0 – 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服
0 10 – 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服
1 – 女性のためのコレクション
4 – 女性のためのワードローブ
3 – フレグランスのコレクション
8 – アイウェアのコレクション
10 – 男性のためのコレクション
14 – 男性のためのワードローブ
11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
12 – ファインジュエリーのコレクション
13 – オブジェ、または出版物
22 – 女性と男性のための靴のコレクション
ウィキペディアにも載っているので、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、こんなに種類があることに筆者も驚きました。
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■有名コレクション
▲ブランドタグ
マルジェラと言えば、この四方を白い糸で留められたシンプルなブランドタグですよね。
「ブランド名で選んだのではなく、その服の良さに惹かれて選んだのであれば、ラベルなどいらないだろう」という意味が込められているそうです。
▲八の字ライダース
定番アイテムの一つで、フロントに”ハ”の字型の太いポケットジップがあるライダースがあります。
1999年秋冬シーズンから毎シーズンリリースされており、マルジェラのアイコンになっているアイテムです。
▲足袋ブーツ
日本の靴下の前身にちなんで名付けられた前衛的なブーツです。
マルジェラファンなら誰もがお持地なのではないでしょうか。
まだまだ語れるMaison Margielaというブランド。
後半に続きますので下記からどうぞご覧下さい!
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