ベントとはスーツの裾の切れ込み(スリット)のことを表します。
ベントはおもに「センターベント」「サイドベンツ」「ノーベント」の三種類に分かれます。
センターは1本なのでベント、サイドは2本あり複数なので複数形のベンツになります。
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センターベント
「センターベント」はもともと、乗馬する際に、上着の裾幅が狭いことで窮屈になるのを防ぐために考案されたといわれています。そのため「センターベント」は「馬乗り」と呼ばれることもあります。
細身スーツやジャケット丈が短めのスーツなら「センターベント」がおすすめです。身体動作に合わせてサイドが広がるのを最小限に抑えられるため、腰まわりがシャープに見えるのでスリムシルエットとの相性が良いデザインです。
アメリカンスタイルのスーツや既製品のビジネススーツの多くには、この「センターベント」が取り入れられている事が多いです。
サイドベンツ
「サイドベンツ」は、かつて腰に帯刀が許された時代、騎士たちが剣を抜く際に上着が邪魔にならないように取り入れられたものだといわれています。「剣吊り」という別名があるのはそのためです。
優雅で威厳のあるイメージで着こなすならば、「サイドベンツ」がおすすめです。他の機能面では両サイドに切れ目が入っているため「センターベント」よりも座りやすい、動きやすいなどのメリットがあります。
ブリティッシュスタイルのスーツやダブルスーツなどに多く取り入れたものが多いようです。
ノーベント
「割り」を避ける祝い事ではこのノーベントが縁起的にも好まれており、礼服やタキシードなどのフォーマルなスーツに多く見られます。
派手さが求められないフォーマルな場などで着用するくらいで、ビジネスシーンではほとんど見られません。
まとめ
ベントで個性を出せますし、使い分けることで、その場に合ったドレスコードを行うことが出来ます。是非後ろ姿に拘ってみてはいかがでしょう
最終的にどれを選ぶかは...自由です!
好みで選んで頂いて構いません。
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